Thomas Muramatsu

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砥石の養生について、思うこと



相変わらず、砥石の養生の記事を読まれる方々が多いので、時間がとれた時に、分かり易い内容で記事を再び書くことを考えています。


ところで、砥石の養生と言えば、昔は、今は代用品(?)のカシューが一番一般的かと思います。
さらに、和紙を周りに貼付けて補強する場合もあります。
それを使用面以外にたっぷりとつけて、がっちり固める、というのが一般的なやり方かと思います。

しかし、最近疑問に思うことがあります。砥石は基本的に、使った後水が切れるように置いておくと思います。使用する際には水を含ませて使いますが、終わればその水を抜くのです。その時に、使用面以外の五面全てが養生されていると水は中々抜けないのでないか。
もしかしたら、側面だけ養生して、上下両面をそのままにして置いた方が良いかも知れない。ということです。
※2015年の段階で、やはりしっかり養生した方が良い石もあるという考えになって
います。特に中砥に割れやすい物が多いように感じています。今後、割れそうな気配
のある石は積極的に養生します。

養生をする際には、石を守るためにがっちりしっかりやりたくなるものだと思いますが、実際には必要最低限に押さえるのが理想ではないかと思います。プロで、現場に持ち込んで使う場合なんかは話が違うと思いますが、自宅または自分の工房の決まった場所に置いている場合、そこまでがっちり固める必要な無いと思います。どうしても割れそうで心配な石は、側面だけ、布か和紙とカシューで固めれ良いのではないでしょうか。


もちろん、こんなことを含めて、そもそもそんな神経質に考えることでは無いかも知れませんが。





新しい良い砥石を手に入れたら、それを絶対に割りたくないと考えて、では養生をしようと考えてる人が多いと思います。
ただ、養生の正しいやり方、そもそも養生の必要性、養生に使う材料は、などと言った情報が少ないので、ネット上で色々と情報を求めて彷徨っているでしょう。

自分は、砥石の専門家でないどころか、経験も扱う技術も素人も良いところではありますが、素人としては石もある程度あるし、そもそも研究や考察することが好きなので、色々と書いています。
また、これまでの経験上、投稿している人のレベルに関係なく、インターネット上に情報があること自体がとても有用だと思うので、出来るだけ多くの内容をシェアしようと考えています。
 今の世の中で、手仕事や他のあらゆる想像する仕事を広めたり支えたりしていくことに、インターネットでの情報の共有は大きく貢献すると思います。
 なんせ、情報だけで、実際に教えを受けなくても良い楽器を製作出来てしまうんですから、情報は重要です。(インターネット以外の書籍なども、重要です)

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by thomasguitar | 2015-07-29 10:46 | Woodworking-木工関連

ギターデザイン クラシックなデザインから外れる難しさ。

大まかなアウトラインが進んできたので、サウンドホールのデザインも色々と試してみています。当然、クラシックなfホールタイプは残しますが、それ以外に、オリジナルのデザインで、悪くないものがデザイン出来ないかと試してみています。

しかし、クラシックな定番デザインから外れると、どうしても違和感を感じ易く、バランスも悪く見えてしまう。
恐らく、慣れ親しんだ形が頭に焼き付いているためにそれ以外を受け入れにくいこともあって、とても難しくなります。

 ただ、インターネットで多くの製作家のデザインを見て、気に入ったものがあった時に、それが他のデザインとどう違うのか、どうしてそれが気に入ったのかを考えて、そういうデータを蓄積していくと、ある程度の道しるべにはなります。

実際にデザインした楽器に合わせてみると、ボディのアウトラインとのバランスや、全体の印象の中で見え方が変わります。全体に曲線的なデザインで、ホールだけやたらと直線的にするとやはり浮いてしまう、というように、全体とのバランスが穴の形と同等に重要です。



自分の楽器は比較的トラディショナルな印象を目指しているので、あまり斬新なデザインのホールは合わないのですが、違和感の少ない範囲で独自のデザインのものが出来れば、より自分らしい楽器に出来ます。

また、特に大きなホールにしたい場合に、f型だとバランスが崩れてしまうので、別のデザインがあるとやはり良いです。

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by thomasguitar | 2015-07-27 12:35 | Lutherie-楽器製作

CADギターデザイン 16インチ ボディデザイン 比較

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微妙な形の違いで四つ。一番左とその次はウエストまわりの微妙な違い。三本目は上半分(Upper bout)のボリュームを大きくしたもの。一番右は、二本目を同じアウトラインで、ホールのデザイン違い。

どれもぱっと見では分からない程度の差にも見えますが、迷い出すと切りがないです。そろそろアウトラインを一つ決めて、製作用の細かい設計に入りたいのですが、色々考えて中々そうも行きません。

ボディの容積の違いや、ホールのサイズの違いは音の面を考えての作業なので、音のために目指す内容をしっくりくるデザインに纏めないといけないのが難しいです。


話が変わって、今回の製作では、木材をかなり奮発する予定です。前回は、かなり値段を押さえて材料を選びましたが、今回は上等な木材で、細部まで丁寧に仕上げることにします。嬉しいことに、フルアコ第一号も、演奏の現場で絶賛されているので、これから製作する楽器は、外見も含め、全ての面を上質なものにしていくのが目標です。



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by thomasguitar | 2015-07-24 21:59 | Lutherie-楽器製作

Mugicians(ミュージシャン) バンドロゴ (プロトタイプ)

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9月3日 外苑前Z.imagine 決定致しました。
facebookにページを作成し、そのためのプロフィール写真をメンバーでデザインして載せています。
カードマジックの話題で意気投合したメンバーとそれにちなんだバンド名なので、やはりカード風に。

Bass Merlyn Kelly
Guitar Thomas Muramatsu
Piano Elia Gaitau

前回盛況だったライブより、さらに数段レベルアップした内容にすべく、曲目やアレンジの相談を続けています。
まだ、結成以来一度もリハが出来ていない状態なので、今度こそリハをして、細かいところを練って行きたいと思っています。


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by thomasguitar | 2015-07-23 22:59 | Music

CADギターデザイン 17,16,15 インチ デザイン アイデア 

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 現状で一番新しいデザインのものを三つ並べてみました。デザインを色々と試しているうちに見え方や好みが変化しているような気がします。そして、ギブソンを始めとした、スタンダードなギターはやはり非常に優れたデザインだと言うことを再確認しています。

 16インチのデザインを元にして他のサイズをデザインしていますが、15インチでは結構バランスを変えました。いずれにしても、まだ完成とは言えませんが、最初よりも大分まとまってきました。
15インチになると、ヘッドの元のデザインでは大きすぎるので、簡単に絞ったデザインに直しています。

 CADもデザインも素人がブログを書いていて、参考になる部分は少ないと思いますが、実際の製作が進んでいる時に、今書いている内容と関連づけて紹介出来るようになるべく頻繁に進行状況をあげています。
 また、これからギターを自作する人は少しずつ増えると思いますが、まだまだ情報が少ない中で、なんでも良いので関連した情報を載せて行くことに意味を感じています。

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by thomasguitar | 2015-07-23 16:36 | Lutherie-楽器製作

CADギターデザイン 15インチボディ サイズ感

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コンピューター上でのデザインで問題なので、やはり原寸大の絵と違って、サイズの感覚が掴みにくいというところがあります。
画面上で外形が気に入っても、実際のサイズになると変わって見える可能性が高いように思います。

画像では、全て幅15インチで、全長と微妙なアウトラインの変化で3つ並べてみています。
左の二本はかなり微妙ですが、下半分の丸さの程度が少しだけ違います。
右はかなり長くなっています。
こうみると、右はなんとなく間延びしたしまりの無いデザインに感じるのですが、
実際に楽器になるとこの印象は違うかも知れません。

15インチのボディのメリットは、小型で持ち運びが楽なんてのもありますが、やはり、フィードバックに強いということが最大のポイントです。そのためにはボディの(特に裏板の面積が)サイズは小さい方が良いのですが、小さいと楽器の鳴りには不利です。そのバランスが難しいところになると思います。もちろん、結局は作って様子を見るしか無いと思いますが。。

そろそろ、基本的なデザインを決定して、16インチと15インチを実際に製作するための設計図を書きたいところです。
しかし、やはり色々迷ってしまいます。
これからまだ、構造的なデザインの選択を色々としなくてはいけないので、まだまだ時間が掛かりそうです。


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by thomasguitar | 2015-07-22 09:45 | Lutherie-楽器製作

CADギターデザイン デザインの基準となる向き

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ギターをデザインする際に、多くの人はにしてデザインするのではないかと思います。
しかし、実際にギターを演奏する時は横向きにして演奏をするので、人の目に触れるのは横向きの場合が多い。
普段からデザインに関わっている人には常識かも知れませんが、特にスクリーン上でデザインをしていると別のアングルからデザインを確認することを忘れてしまうことがあります。しかし、特に複数の候補デザインを見比べる際には、、両方で見てみるが一つのポイントかと思います。向きによって印象も大分変わってきます。もちろん、実際に木で立体になっているとさらに全く違う訳ですが。

3Dのモデルが作れる人は、それでかなりイメージを確認出来るかも知れません。自分はそこまで勉強と作業に時間を掛けられないので、二次元の設計図を作成して、後は実際に作ることで最終確認をすることになります。

ギターの場合、型(テンプレートやモールド)がそれないにかさ張るのであまり多くのバリエーションは出来ません。なので、厳選したデザインのものを各サイズ一本ずつ用意して、かつfホールなどのデザインに幅を持たせるのが良いかと思います。

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by thomasguitar | 2015-07-19 10:55 | Lutherie-楽器製作

CADギターデザイン ポリラインは線分?

さて、前回でも掲載してきたCADデザインの画像ですが、基本的にポリラインで全て描いていました。
しかし、拡大すると、特に線幅を太くすると目立つのですが、曲線が滑らかではないのです。

試しに、円弧スプラインで同じような形と比較してみる、やはりポリラインは短い直線の集まりのように見えます。まだ、CADソフトのことをほとんど知らないので、設定ややり方に問題があるのかも知れませんが、現状ではそのようになっています。

ギターのアウトラインは当然滑らかにしたいです。しかし、ポリラインが使い易い。そこでいくつか試して気付いたのが、ポリラインで満足いく形にデザインした後に、スプラインで上からなぞることは比較的簡単に出来そうだということ。
時間の都合で、簡単なテストしか出来ていませんが、エンティティスナップでポリラインの頂点中点にそって結んでいくと、かなり近い形になるようです。
慌ててやったので、おかしなことになっているところもありましたが、これが一つの解決策になるかも知れません。

以前手に入れた図面で、全て直径の異なる円の組み合わせで描かれているものもありました。それも良い方法かも知れませんが、そのようにして描く方法が自分ではどうも分かりません。

ということで、今までの図面をスプラインで描くテストをして行こうと思います。


メモも兼ねて、気付いたことの投稿でした。

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by thomasguitar | 2015-07-18 01:08 | Lutherie-楽器製作

替え刃式 Z III265 新しい刃

ケチってずっと使っていたゼット265の刃を今日替えてみました。
うーん、研いでない包丁を研いだような感じですね、やはり。
感触や重さが違うのももちろんですが、切れ込みが全然違う。同じ引きでも切れる量が違います。

替え刃といって、いくらでも無限に替えてしまうのはどうも好きになれませんが、やはり
切れない刃物は良くないです。特に、技術が無い場合は、切れ味は大きな助けになります。

今回使い終わった刃を使って、スクレーパーを作ってみようと思います。
実は鋸の刃がスクレーパーに理想的なもののようで、厚みも丁度良い上に、使い終えた刃のリサイクルに
なるので。
スクレーパーはたくさん揃えると結構な出費になります。楽器を作っていると微妙な形状の違うで
たくさん欲しくなるものなので、自作がやはり良いです。

そういえば、少し前から、ゼットソー堅木用というのが気になっています。楽器製作ではメイプルから黒檀まで
表板以外の殆どが比較的堅い木なので、これは意味があるかも知れないと。

替え刃でない鋸を目立てして使いたいものですが、練習用の鋸を使っても、イマイチ目立ての感覚が
まだ分かりません。思いついた時に少し試すだけなので当然かも知れませんが。
いずれ気を入れて研究しようと思っています。

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by thomasguitar | 2015-07-16 23:36 | Woodworking-木工関連

CADギターデザイン まだまだ 線幅 など

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線の幅(太さ)を使い分けるテストをして見ました。
バランスの取り方など、かなり改善が必要です。
また、拡大してみると、曲線がギザギザになっています。これは、
作図法が悪いのか、精度が悪いのか、使っている線種によるものか、
または設定によるものなのか、現状では分かりません。(知らないだけですが)
遠見では比較的滑らかになるように出来てきましたが、もしかしたら根本的に
まずいところがあるかも知れません。
いずれにせよ、もう少し勉強とテストをしたら、一度ちゃんとした設計をして、正面図だけでもプリントして見ないとまずそうです。

現在の手法は、
適当な位置にガイド線(外側の長方形、各頂点を結んだ直線など)を設定して、それを元に、ポリラインの曲線で外形を
描いて、頂点の編集で整えています。左右対称になる部分は当然片側を描いてから鏡面コピーしています。

今後の発展も記録のために頻繁に投稿していきます。


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by thomasguitar | 2015-07-15 23:40 | Lutherie-楽器製作