Thomas Muramatsu

カテゴリ:Woodworking-木工関連( 19 )

研ぎのポイント

久しぶりの木工関連の投稿です。(包丁にも関係ありますが)

長い間、研ぎは時間が掛かるし疲れるし、仕上がりは当たり外れ
があったり、砥石との相性があったりして不安定でした。
砥石も増えて、刃物も増えて、演奏に支障の出ないような研ぎ方
を考えている中で気付いたことがあります。それは
力を抜く
ということです。最終仕上げで力を抜くということでは無くて、
最初から最後までずっと力を抜きます。(欠けの修正などは別です)

力が大きくなるほどに、荒く大きく削れるのは感覚的にわかると
思いますが、力を抜くのその逆に細かくなります。
力を抜いて研ぐと仕上がりが早く綺麗になり、余計な疲れも
なくなります。今まで合わなかった刃物と砥石も合うものが
増えます。

力を入れないと安定しないように感じるのは結構気のせいで、
押し付けても安定する訳ではあります。
安定しにくい場合はゆっくり動かしながら、常に確認するのが
重要です。

積極的に力を抜く、という意識を持って研いでみて下さい。

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by thomasguitar | 2017-07-26 10:09 | Woodworking-木工関連

サイクロン集塵機

中途半端に更新が止まっていたので、前記事のその後だけ報告。


サイクロンバケツは簡易的なものとしては上出来で、丸ノコの粉塵や様々なゴミ、
鉋屑などほとんどのものを分離してくれます。
微粉塵の一部はフィルターに行っているようで、ある程度たつとフィルター掃除
は必要ですが、直に吸う場合とまるで違います。
集塵機のパワーがすぐに落ちるのにうんざりしている人にはオススメです。

ただし、思った以上に場所をとります。また、取り回しが良いとは言えません。
本気の人は、ブロワーを使った自作サイクロン集塵機を作った方が良いでしょう。
また、Youtubeなどを見ていると、コーンを使わないサイクロン分離器を自作して
いる人もいて、実際はその方が好都合ではないかと思います。
コーンが付いている方が見た目は良いですが。


それから、軽いものや嵩張るもの、例えば鉋屑のようなものは、コーンの中でずっと
回っていてそのままで落ちないことが多いです。
今回は、バケツの集塵機接続側は、固定せずにホースをはめてある(どちらかというと上から
置いてある感じ)だけなので、そのホースを一瞬抜いてあげると、吸引が止まってゴミ
がバケツの中に落ちます。固定しなくても、運転を開始すると吸い付いて半固定になります。
吸引口を塞いでも良いのですが、そうすると集塵機側に引き込まれることが多いようです。



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by thomasguitar | 2016-09-04 00:01 | Woodworking-木工関連

サイクロン集塵バケツ

以前から気になっていたサイクロン集塵システムの中でも単純なものを組んでみました。
oneidaの定評のあるモデルのコピー商品と思われるものを購入。
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バケツは蓋の開閉が楽な金属ペール。
補強を兼ねてマウントを端材で製作。
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仮組み。
隙間にコーキングを少量挟み込んで空気漏れを防ぎます。
乾燥後に試運転をしたところ、とりあえず動作は上々。
まだちゃんとしたテストはしていませんが、少なくとも微粉塵以外はほぼ分離出来ているようです。
微粉塵はちゃんとテストしないとわかりません。


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by thomasguitar | 2016-03-02 17:36 | Woodworking-木工関連

砥石の養生 マスキング 続き

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一塗りしてある程度硬化した状態です。
カシューは乾燥に時間が掛かりますが、マスキングテープはとりあえず掴める
程度に硬化した状態で剥がすのが一番奇麗に剥がせると思います。
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剥がすと、
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砥面側に少し余裕のある養生。
反対側。
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このようにすることで、砥面の縁を奇麗に整えたり、接着剤の残りを洗ったりする手間が省けます。

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by thomasguitar | 2016-01-05 12:22 | Woodworking-木工関連

砥石の養生 マスキング

思いの外忙しく、中々時間がとれずにいましたが、ようやく砥石の養生に
着手しました。
まだ途中ですが、長くなりそうなので、前半部分を説明します。

今回養生するのはこの四つ。
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最近、オークションで古い物をセットで落札したので、不明の物が多いです。
左から、産地不明の中砥(青白い)、青砥の濃いものと思っていたがどうも
黒名倉のよう(真っ黒、全く目がなくねっとりした感じ、ヒビがやたらと入る)、
随分と色の濃いけど多分青砥、一番右はホームセンターで売っている丹羽の青砥(
恐らくろくな物ではないが参考に買ったもの)。
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石を載せる足
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分かりやすい左の中砥で
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養生をした後に砥石を使いやすくすること考えたマスキングですが、
最大のポイントはマスキングをする場所
砥面ではなく、側面の端にテープを巻きます。(写真手前は砥石の裏面です)
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砥面をすっぽり囲む
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とにかくこれが全てです。
砥面にカシューはもちろん、接着剤も殆どつきません。しかも、塗りやすく、そして奇麗な見た目に仕上がります。

作業性を考えて、脚ごと持ち上げられるように軽くとめました。
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塗る時はこんな感じ
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後は、カシューを塗るだけです。
個人的な考えとしては、養生材はなるべく染み込まない方が良いと思うので、
カシューは殆ど薄めずに塗ります。
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水分の出入りを制限することと、表面部分のサポートになれば十分だと思うので
必要以上に石に影響を与えないで済むのが一番だと思います。

黒名倉だけ、木綿の薄布をあてています。どうも不安なので。


養生の必要性については自分の中でも結論が出ませんが、ヒビが入っている砥石は
少なくとも養生をして行こうと思います。

ちなみに、これからカシューを購入する人は一番薄い色にするのが良いと思います。
透、でもかなり濃い茶色です。

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by thomasguitar | 2016-01-05 00:13 | Woodworking-木工関連

砥石の養生、近日

砥石の養生の検索キーワードでのアクセスがとても多いので、投稿します。
※新しい記事があります。

砥石の養生についての記事はいくつか書きましたが、写真付きで報告しているのは
不完全な方法のものだけな上に、言葉での説明は中々難しいので分かり辛いの
では、と心配しています。
新しく砥石をいくつか入手したので、近いうちに改善された手順で写真付きで
養生してみたいと思います。

養生の必要性についてですが、例えば砥取家さんなど、しっかりと管理された
ところから買った場合は、養生なしでも簡単に割れたりはしないと思います。
しかし、ヒビの入っているもの、古いもの、青砥などはやはり養生した方が安心
という人が多いかと思います。

養生の欠点は、石肌があまり見えなくなることと、砥面に塗料がつくと
面倒なことでしょうか。

もし、今にも割れそうな石があって、両面使いたい場合などは、側面に布や和紙を
張って養生しても良いかも知れません。安全を優先して。



実用的に、養生する時のポイントと考えているのが、使用する面とその面に沿った
側面の上端数ミリはマスキングして塗料が乗らないようにしたいということです。
(ここの上手い表現が見つからないので写真が必要な部分です)
後は、面倒でも砥石に合わせた木片を用意して、砥石をうつ伏せに置けるように
した方が作業がしやすいでしょう。養生は一度しっかりすれば、そうそうやり直し
にはならないと思います。


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by thomasguitar | 2015-12-07 22:46 | Woodworking-木工関連

ボール盤 SafeTplaner

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ボール盤で使うプレーナーのアタッチメントをテストして見ました。
ずっと以前から持っていたのですが、今まで使う事が出来ずに眠っていたものです。
限定的に使用するのであれば問題ありませんが、用途によりそうです。


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by thomasguitar | 2015-10-22 20:42 | Woodworking-木工関連

ボール盤導入に向けて

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治具や工具では、自作出来るものも多いですが、ボール盤は精度の高いものはやはり購入するのが早いので、以前からずっと探していました。検討した結果、三相200v使用のものにインバーターを組み付けて、無段変速出来るようにして、中古の質の高い機械を導入することにしたので、インバーターを購入しました。

ボール盤はキラNSD-340の角テーブルです。
まだ時間の都合で試運転もしていないので、問題がないことを祈っています。

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by thomasguitar | 2015-09-17 13:48 | Woodworking-木工関連

作業場所の整理 

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今後の作業をやり易くするために、少しずつ作業場所を整えていっています。
鑿をちゃんと並べておけるようにしたり、ドリルビットのスタンドを作ったり。端材を使って適当に作っている割に、塗装は練習も兼ねてフレンチポリッシュをしたりしています。写真のビットスタンド、ミリサイズはフレンチポリッシュ、インチは水性ウレタン塗料です。その下の棚板もフレンチポリッシュ。ビットスタンドは2×4材を切り分けて、鉋で整形したものに穴をあけただけの簡単なものです。本当はマホガニーなんかで作ると奇麗ですが、使う程の端材もないし、ドリルビットは増やす予定があるので、今はある分だけの簡単なものにしています。

もちろん、どれも簡易フレンチポリッシュで、パミスは使っていますが、かなり簡単な塗膜しか作っていません。
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使い勝手を確かめる意味もあって、とにかく適当に配置していますが、とにかく手の届くところに物が増えると作業は楽になります。

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by thomasguitar | 2015-08-29 21:41 | Woodworking-木工関連

砥石の養生について、思うこと



相変わらず、砥石の養生の記事を読まれる方々が多いので、時間がとれた時に、分かり易い内容で記事を再び書くことを考えています。


ところで、砥石の養生と言えば、昔は、今は代用品(?)のカシューが一番一般的かと思います。
さらに、和紙を周りに貼付けて補強する場合もあります。
それを使用面以外にたっぷりとつけて、がっちり固める、というのが一般的なやり方かと思います。

しかし、最近疑問に思うことがあります。砥石は基本的に、使った後水が切れるように置いておくと思います。使用する際には水を含ませて使いますが、終わればその水を抜くのです。その時に、使用面以外の五面全てが養生されていると水は中々抜けないのでないか。
もしかしたら、側面だけ養生して、上下両面をそのままにして置いた方が良いかも知れない。ということです。
※2015年の段階で、やはりしっかり養生した方が良い石もあるという考えになって
います。特に中砥に割れやすい物が多いように感じています。今後、割れそうな気配
のある石は積極的に養生します。

養生をする際には、石を守るためにがっちりしっかりやりたくなるものだと思いますが、実際には必要最低限に押さえるのが理想ではないかと思います。プロで、現場に持ち込んで使う場合なんかは話が違うと思いますが、自宅または自分の工房の決まった場所に置いている場合、そこまでがっちり固める必要な無いと思います。どうしても割れそうで心配な石は、側面だけ、布か和紙とカシューで固めれ良いのではないでしょうか。


もちろん、こんなことを含めて、そもそもそんな神経質に考えることでは無いかも知れませんが。





新しい良い砥石を手に入れたら、それを絶対に割りたくないと考えて、では養生をしようと考えてる人が多いと思います。
ただ、養生の正しいやり方、そもそも養生の必要性、養生に使う材料は、などと言った情報が少ないので、ネット上で色々と情報を求めて彷徨っているでしょう。

自分は、砥石の専門家でないどころか、経験も扱う技術も素人も良いところではありますが、素人としては石もある程度あるし、そもそも研究や考察することが好きなので、色々と書いています。
また、これまでの経験上、投稿している人のレベルに関係なく、インターネット上に情報があること自体がとても有用だと思うので、出来るだけ多くの内容をシェアしようと考えています。
 今の世の中で、手仕事や他のあらゆる想像する仕事を広めたり支えたりしていくことに、インターネットでの情報の共有は大きく貢献すると思います。
 なんせ、情報だけで、実際に教えを受けなくても良い楽器を製作出来てしまうんですから、情報は重要です。(インターネット以外の書籍なども、重要です)

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by thomasguitar | 2015-07-29 10:46 | Woodworking-木工関連