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Thomas Muramatsu

塗装について、シェラックの強度

ギターが完成してしばらく経ちました。完成して以降の全ての仕事で使用しているので、かなり色々な環境で使い、また運んできました。

炎天下の直射日光から過剰なクーラー、もちろん普通のステージ、電車、
自転車など。

ここにきて、やはりシェラックの強度は人口的な塗料よりも一段階弱いという
ことを実感しています。傷はつき易いです。ストラップや服の金属ボタンなどが
当たっていると工業的な塗装のギターよりも早く傷がつきます。

ただ、シェラックはリペアが簡単(修理というよりも、いつでも塗装の続きが出来るような感じ)なことと、ラッカーやポリのようにクラックが続いたりしません。そして、元々経年変化しているような味のある色なので、傷がついてもそんなに違和感がありません。
ただ、やはり、新品のギターを手に入れて傷から守りたい人は、それないに気を使って使った方が良いでしょう。

しかし、シェラックが弱いのは傷だけで、炎天下の直射日光などの過酷な環境
でも何も問題なく使えます(自分の体の方がだめです)
誤解されていることがありますが、水にも強いです。シェラックは水は不溶・
不透過です。全く影響ありません。ただし、塗膜が不十分で目に見えない隙が
たくさん開いているような状態では話が違うと思います。


また、今までずっとソフトケースで楽器を運んでいましたが、今回は
ピックアップがピックガードにマウントしてあることもあって、ソフトケースが
満員電車で潰されたりするとまずいので、ハードケースを入手しました。
Grand Oplyの16”アーチトップ用のカーボンファイバーケースです。
軽くてとても良いのですが、厚みにかなり余裕があり、クッションが追加しないと
なかで暴れてしまいます。

by thomasguitar | 2015-07-13 09:37 | Lutherie-楽器製作